がんも農場のお店

2015年2月17日火曜日

大吟醸の上槽。

2月17日(火)

今週末は結婚式。

式の後に旅行に行くので、酒蔵での仕事もいったんお休みになります。

フェードアウト気味の私の状況とはうらはらに、
酒蔵の仕事は佳境を迎えております。

きょうはついに高級酒である、大吟醸の上槽が始まりました。
普通酒と比べて、あらゆる工程において手間ひまをかけて作ってきた
大吟醸の醪(もろみ)をきょう搾り始めたのです。

想像以上の重労働に、いま目が開いているのがやっとです、、、

 



通常の普通酒ですと、機械で圧力をかけてもろみを搾りだしていくのですが、
大吟醸に限っては、もろみを袋に入れて吊り下げ、自然にしたたり落ちるお酒のみを
集めていきます。

搾りかた一つで味が変わってしまうとは、本当に繊細な飲み物なのだと改めて感じます。

大吟醸のもろみが入っている蔵は、通常出入りできないのですが、
入るとすごくいい香りが充満しています。

1升で1万円ほどもするそうで、普段は飲めないお酒ではありますが、
香りだけでも存分に味わえました。

と同時に、その香りを十二分に生かすためのあらゆる手段をとって
酒造りをしていくので、複雑かつ繊細な作業が要求される大吟醸。
終始ピリピリしたムードのなかでの作業でしたが、
その高度な技術を要する酒造りの一端をきょうは垣間見ることができました。

私にも大吟醸のようなお米が作れるのだろうか!?

がん!がん!がん!

2015年2月13日金曜日

湧水で炊飯。

2月12日(木)

我が家の炊飯の際には、近くで汲んできた湧水を使っています。
お米の炊飯には軟水が適しているらしいのですが、
この湧水がまさに軟水。ほとんどなんのミネラル分も含まれていないそうです。笑
望月少年自然の家という施設の近くにこの湧水はあるのですが、館長さんの
お話によると、蓼科山系の水だそうです。


 
先月くらいからこの水でお米を炊いているのですが、気のせいか、
ふっくらとなり、香りもよくなったと感じています。
 
 
 
浅科村は蓼科山系の水が田んぼの用水としても引かれているので、
やはり育った水で炊くと一味違うのかな!?
 
がん!がん!がん!

2015年2月12日木曜日

SAKE

2月11日(水)




酒蔵で働き始めてからというもの、日本酒をよく飲むようになりました。
自宅で晩酌自体をしていなかったのですが、最近は2日に一回くらいは
家でお酒を飲みます。

この「水尾」というお酒は、金紋錦という酒米を100%使用したお酒です。
この金紋錦という酒米は、長野県の木島平でしか栽培されていないと
言われており(実際にはいろいろな話も聞きますが、、、)、希少な
品種として知られています。

酒蔵で働いていてウワサをよく聞くのですが、同じく酒米の美山錦やひとごこちと比較すると、
格段に値段の高い酒米だそうです。

そんな希少な品種である金紋錦を使ったお酒を飲んでみたいと思い、
地元の酒屋さん=清水屋さんで購入しました。

香りも良くてすっきりとした味わい。
明らかに、自分の働いている酒蔵のお酒とは違うものでした。

杜氏さんに言われたのが、一種類だけではなくてとにかく飲み比べてみなさい。
ということでした。確かに一種類だけ飲んだのでは、特徴がつかみにくいですが、
二種類、三種類飲めばその違いはわかってきます。

普通の日本酒一升と比べると若干、お高いですがおいしいです!


がん!がん!がん!

2015年2月10日火曜日

食べること。

2月10日(火)

寒気が一気に来て、寒い日が続いています。
こんな寒い日には鍋がいい。

鶏の手羽元をぐつぐつ煮込んでクタクタになったら、
骨から肉をほぐしとって。そこにきのことか野菜をぶち込んでいきます。

味付けはシンプルに塩のみで。

鶏のだしがきいて、旨味たっぷりの鶏鍋ができあがります。



カセットコンロも最近購入したので、鍋もアツアツで食べることができます。
鍋のお供は日本酒。きょうは私の働いている武重本家酒造の蔵内生熟成。

明日も冷えるのかな。

がん!がん!がん!

2015年2月9日月曜日

道具が教えてくれる。

2月9日(月)





先週末、松本に行ってきました。
お米の勉強会で朝から夕方までしっかり栽培について学んだあと、
夜は松本の街に繰り出して、居酒屋で地酒をたっぷり楽しみました。

せっかく松本に来たので、まるも旅館に泊まって、
翌日は松本観光をしました。

まるも旅館は、松本民芸家具で統一されたお宿でリーズナブルでとても
落ちつくお宿です。街中にあるので市内観光にはとっても便利な宿でおすすめです。

 
 
 
松本は、陶器のお店や民芸家具、古道具屋など見て回るには十分な魅力的なお店があります。
引っ越してから、ごはん茶碗がなくて探していたのですが、今回購入しました。
陶片木というお店で一目ぼれした器が、冒頭に貼り付けておいた写真です。
 
萩焼というのは、非常に変化が激しいようで、使っていくと下の写真のように、
ひび割れたような雰囲気になってくるそうです。
 

 
 
いまからどんなふうに器が変化していくか楽しみです。
ところ変われば、器も変わる。気候風土によって、器の性質も変わるのですね。
道具というものは、大事に使っていると扱い方を教えてくれるようです。
以前、仕事で大変お世話になった先輩に、「道具が教えてくれる」という言葉をいただきました。
大事に使っていると、徐々にその素材の特徴をつかむことができます。
それが学びになるのだということだと理解しております。
 
経年変化を楽しみながら大事に育てていきます。
 
がん!がん!がん!


2015年2月4日水曜日

立春にて。

2月4日(水)


 
2015年が始まりました。
 
どたばたと新居での生活が始まり、
酒蔵での仕事も本格的になり、
合間にイベントなどもありで、
あっという間に2月です。
 
酒蔵での仕込みの作業も折り返し。
 
毎日新しい発見があり、米に携わるものとしてとても楽しく
仕事ができています。
杜氏さんや社長は、日々変わるお酒の味に、いまは気の休まることも
ないのでしょうが、、、、
 



 
 
昨日は、節分ということで我が家でも恵方巻きを作りました。
家族二人ですが、4本も作ってしまったのできょうの朝もお弁当も、
そして明日の朝も、、、、恵方巻きです笑
 
もちろんお米はがんも農場のお米ですよ!
 
きょうは、酒蔵の仕事の後に、3月に開催される酒蔵の蔵開き(新酒の発表会)で、
お客様に提供するお蕎麦の蕎麦打ちを練習してきました。

なので、蕎麦が夕食となりました。

まだまだ続く酒蔵の仕事。
そして、月末は結婚式。

式が終わったら春の田んぼの作業が始まります。まったなしですね。笑
つっぱしるぞーーーおー!

がん!がん!がん!