がんも農場のお店

2013年10月30日水曜日

30歳。


10月29日(火)

10月29日をもって30歳になりました。みなさんからの温かいお言葉。ありがとうございます。この歳になって、ようやくわかったことがあります。
みなさんのおかげでここまでこれました。
こんなありきたりでしらじらしい言葉も、こうして(本当に)(まじで)(実感をともなって)言うことができるようになったのです。(笑)

20歳もそれはそれは大きな節目でしたが、まだまだ親の庇護のもとで
あまちゃんであったわけです。30歳は違います。自分の足でここまで辿り着いた感があります。とりわけ今年の誕生日は旧知の友人や先輩などと過ごすことができて、思い出深いものとなりました。そこで、そのうちの一つのエピソードを書いておこうとおもいます。

思い返せば大学を卒業してすぐに板前修業を始めたのですが、根性もなくあっという間にリタイア。それ以来、嫌な思い出がたっぷり詰まった割烹に寄り付くことが嫌になってしまいました。ところが、縁というか因果というか今の仕事は米づくり。和食とは切っても切り離せません。

今年は先輩のお誘いもあって、赤坂見附にある割烹「詠月」で食事をすることになりました。実はそのお店。板前時代のお店と目と鼻のさきにあったのです。それに私が板前修業をしていた割烹の親方は、実は詠月のご主人の修業先であった京都の割烹の親方と古い付き合いがありました。

そんなこんなで、なにかを負っている私は、客でありながらけっこう緊張しての食事会。決して板前修業していたことは、ご主人には言うまいと思っていました。が、食事がとってもおいしかったのはもちろんのこと。その内容や店の雰囲気に、どんどん修業時代のことが思い出されて、酒が進むのでした 。。。最後の締めの鯛の炊き込みゴハンが出る頃には、酔いがまわって。

最終的に、話の流れでご主人と少しだけお話しが出来ました。今度、ご挨拶がわりにお米をお送りする約束をして店をあとにしたのでした。
赤坂見附から代官山へ向かう道中。どっと疲れてしまいましたが、ほんの少しだけ、重い荷物を降ろしたような感覚があります。逆に新しく背負った感覚もありますが、、、(笑)

これまでにいろいろとやってきたことはありますが、どれもこれも中途半端で実は多大なる迷惑を多くの方にかけてきたという思いがあります。
30歳になって、これまでやってきたことをきちんと真正面から受け止めて、越えていこうと気を新たにしております。その小さい一歩をこの日に踏み出せたような気がしています。30歳、気が重いね(笑)
いやいやそれが大人さ!

関係者各位のみなさま。
これからもよろしくお願い致します。

がん!がん!がん!

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