がんも農場のお店

2010年10月31日日曜日

新蕎麦。磨き、製粉、打つ。そして食べる。

10月30日(月)
天気:雨
気温:9.1℃/6.7℃

きょうは台風上陸。
朝から雨がしとしと降っていました。

結局、大荒れにはならず台風はそれていった模様。
島立て乾燥中の蕎麦も、無事倒れずに済みました。。。

きょうはいよいよ地干しで乾燥まで済ませた
玄蕎麦を磨く。

磨きとは玄蕎麦に付着したホコリやゴミを取っていく作業で、
玄蕎麦同士を摺り合わせて、キレイに磨いていく作業のことです。

先日購入した、一生ものの高級ステンレス製ザル(4000円)で、
ざっくりと研ぐようにして、まず磨く。
茎や葉などの大きなゴミも手で取っていきます。

20kgの玄蕎麦をザルで磨いたら、
こんなにゴミが取れるのです!

荒く磨いた玄蕎麦を、今度は精米機で磨いていきます。

循環式精米機。玄蕎麦同士を摺り合わせて、
磨いていきます。

本来、精米する用途で使用していた精米機ですが、
かかる圧力を弱く設定すると、ちょうど玄蕎麦が
お互いに摺れ合って、いい感じで磨かれるそうです。

最終的に磨かれた玄蕎麦がこれ。
つやがあって本当にキレイです。


黒光りしてほんとうにきれいな玄蕎麦です。

精米機で落とされたゴミも併せて、
最終的に出たゴミがこれ。
こんなに玄蕎麦に付着しているとは。。。

磨き終えたところで、製粉作業。

きょうは2kgの玄蕎麦を製粉しました。

製粉開始!

まずは外側の殻。310gでした。

外側の殻を割ったときに出た一番粉。
一番白い粉です。

殻と1番粉以外の部分。2番粉。1490g
この2番粉をさらにひいて、粉をとります。

2番粉をひいたものを足して、
最終的に蕎麦粉完成。
歩留まりは70%なり!

製粉の様子はこちら。
(iPhoneで取ったのでみにくいですが、、、、)

さて、がんも農場の新蕎麦粉が
できたところで、蕎麦打ち挑戦!!
水回し。

のし

切り


W氏に手ほどきいただきながら、蕎麦完成。
蕎麦打ちの詳細は、また後日自分で練習してみて、
ここに掲載しようと思います。

ああ、やっと新蕎麦が目の前までやってきました。

新蕎麦、食。うまいとしかいいようがないんです。
実際美味いし、ここまでやって美味くない訳がない。
ほんとよかった。

これからは自分で蕎麦が打てるよう、
練習あるのみ。

実は昨日、僕の誕生日だったのですが、
偶然にもきょう、初の蕎麦打ちが出来て、
僕にとっては記念すべき日となりました。

がん!がん!がん!

2010年10月30日土曜日

台風前の準備

10月29日(金)
天気:曇りときどき晴れ
気温:12.2℃/5.7℃



台風14号が近づいているらしい。


じつはいま残りの蕎麦の島立て乾燥中で、
強風にあおられると非常にまずい。


Wさんにアドバイスを受けて、急遽
全ての島立ての島にワラヒモで補強することにした。


このように一つ一つの島をヒモでしばって、
固定していきます。

実はきょう、大型特殊の免許の試験日だったのですが、
待ち時間が異常に長かったので、その時間を利用して、
この補強作業を行いました。

全ての島に補強完了。

これで明日の台風を待ち受けます。
どうなるかなあ。。。。

がん!がん!がん!


大特試験当日

10月29日(金)
天気:曇りときどき晴れ
気温:12.2℃/5.7℃

昨日とは打って変わっていい天気。

きょうは大型特殊(農耕車限定)の、
試験日だったのです。

久々に緊張感をもって取り組みました。
試験官のかたが高いところから見ています。

結果は合格。
よかった〜。

残念ながら受講生のうち3人くらい(かな)のかたは、
不合格になってしまいました。
あとの20人近くは全員合格ということで、全体を見ると、
まあ受かりやすい試験なのではないかなという印象。

もし余裕があったら”けん引”も同じ場所で受講できるようなので、
挑戦してみてもいいかもしれない。

ひとまず晴れて大型特殊車両に乗ることができるようになりました。
実際には11月19日の交付を持って、乗り始めます。

YATTA!

がん!がん!がん!


2010年10月28日木曜日

最後の蕎麦の島立て

10月28日(木)
天気:雨
気温:1.6℃/5.4℃
降水量:13.5mm


台風14号が迫っているらしい。


実はYさんの畑で刈り終えた蕎麦が、
ワラでまとめた切り、島立てしていない。
きょうは雨が降る予定だったので、
雨の降る前にがんも農場に移動させて、
島立てまでやっておきたいと思い、
7:20に畑に向かった。


作業を始めて15分、雨が降り始めてしまった。
作業はなんとか続行して、全ての蕎麦を
がんも農場に移動し、仮置きではあるが、
島立てをしてきた。


しかし、台風14号が近づいているので、
明日にでもワラヒモで島を補強しておかねばならない。
やることは多いのだ〜。
(まだ小麦もまいていないし汗)


ところで、地干し乾燥済みの玄蕎麦は、
近々Wさんのもとで磨きをかける予定なり。。。


がん!がん!がん!

講習最終日

10月28日(木)
天気:雨
気温:1.6℃/5.4℃
降水量:13.5mm

きょうが大型特殊免許(農耕車限定)の
講習最終日だというのに、あいにくの雨。
浅間山も雲に隠れております。

ふと、教習所内に刈り取り後の蕎麦畑を発見。
こんな場所にも植えられるとは、、、、

悪天候のなか、きょうもトラクターを数回乗って、
いよいよ教習は終わり。
閉校式が行われて、修了証が授与されました。


明日は試験日。

警察の人が来て、試験を行う。
練習したコース、2コースのうち1コースが
午前中にくじ引きで決定されて、そのコースを
全員が順番に走る。さて、どうなることやら。。。。

がん!がん!がん!

玄蕎麦の地干し2回目

10月27日(水)
(前出なので天気などは省略)

きょうは、天気予報では曇りだったはずが、
朝から晴れ間が見えている。

再度天気予報をチェックして、どうやら今日は
雨は降らなそうだったので、朝から玄蕎麦の地干しを決行。


きょうは8:30から干したので、5hくらいは日に当たってくれたかな。。。

きょうは一緒に前日コンバイン掃除の際に
出た、残米も干した。これも立派な新米。

明日から雨が続きそうなので、
しばし地干しはお休みかな。。。
あと半日くらいかなあ。

がん!がん!がん!

トラクターの講習2日目

10月27日(水)
天気:晴れ
気温:9℃/1.1℃

寒さはどんどん厳しくなっていくようです。
きょうもトラクターの講習。

朝は雲がかかっていて浅間山は見えませんでした。

和気あいあいとやっています。

お昼過ぎには浅間山登場。

きょうも主にトラクターを運転して、
試験の際に走るコースを練習しました。

コースは2種類あり、そのコースを覚えることが、
大前提の課題なのですが、学生の皆さんは、
コースを外れたり、エンストしたり、路肩に乗り上げてあわや
横転しそうになったりと、教官も気の休まるヒマがなさそうな模様。

僕が所属する5班は、トラクター運転経験がある人が
ほとんどだし、年齢も20代後半の人が多いので、
学生に比べれば落ち着いて講習に臨んでます(笑)

座学では、農作業中の死亡事故について。
特にトラクター運転中の横転事故による死亡事故。
原因の多くは、安全キャビンや安全フレームのない
古いトラクターの下敷きになって死んでしまうらしい。。。。

明日は講習最終日。

がん!がん!がん!

2010年10月27日水曜日

玄蕎麦の地干し

10月26日(火)
天気:晴れ

きょうは朝から曇りだったのだけど、
日中晴れ間が見えてきたので、急遽
玄蕎麦を地干しすることにした。

ちょうど大型特殊の講習中だったのだけど、
お昼休みに一旦帰宅して地干しを行った。
きょうだけで約3時間かな〜。

Wさんによると9時間は地干しする必要が
あるそうなので、きょう3時間干せたと仮定すると、
あと6時間。またおりを見て乾燥させないと。。。
新蕎麦に半歩くらい近づいたかな。

がん!がん!がん!

タマネギの定植

トラクターの講習

10月26日(火)
天気:晴れ
気温:13.7℃/3.5℃

きょうはめっきり寒くなり、いよいよ冬の気配を感じました。

ふと浅間山を見るとなんと紅葉が!!
ここ数日雲で隠れていた浅間山だったので、
着々と紅葉が進んでいたのですね〜。
わかりにくいですが、紅葉で浅間山が
やや赤くなってます。

きょうから大型特殊免許(農耕車限定)の講習。

五郎兵衛米農家のYさんが所有するトラクターの
一つが、大型特殊車両にあたり、今後研修を
進めるにあたって必須なので、今回受講することになった。

かかる費用は約10,000円。講習が3日間朝〜夕までみっちり、
4日目に試験となり、合格すれば交付となる。

道路交通法で定められた15km/h以下、
車体の長さ4.7m以下、幅1.7m以下、
高さ2.0m以下、これらの条件をひとつでも超えると
大型特殊車両になるらしい。

講習に使う車両も大きめで、すべて40馬力以上のもの。
だいたい最高速度は25km〜30km/h。
受講生の9割は農業大学校(松代校)の生徒。

ちなみに、道路運送車両法(車検やナンバープレートの
交付などはこの法律に従っているらしい)における
大型特殊車両の定義は、道交法とは違うそうで、
最高速度が35km/h以上の車両を大型特殊と定めている。

小型特殊車両のナンバーは緑色なのだけども、
15km/h以上スピードが出るトラクターの場合は、
大型特殊の免許が必要ということで、謎が多いけど、
とにかくけっこう複雑だ。

これが教科書。かなりおもしろい。

受講生約25人で、5班に分かれた。
僕は5班で、どうやら5班は農業大学校(松代校)の
学生以外の班で、異色のメンツだった。

同じ班で、野辺山の高原野菜の農家の
跡継ぎのS君と友達になった。
彼は、いつも自分の圃場で80馬力以上のトラクターを
乗っているらしい。(公道以外は免許なしでOKなので)

80馬力ともなると、高速運転で50km/hになるそうだから、
車と変わらないスピードになる。このトラクターで
夏場は出荷するレタスのケースを何百と運ぶそうだ。
興味津々。。。

明日も講習は続く。。。

がん!がん!がん!

2010年10月26日火曜日

コンバインの洗浄

10月26日(月)
天気:雨

きょうは、稲刈りでお世話になったコンバインの洗浄。

コンバインの洗浄と言っても、車の洗車と違って、
ゴミやホコリがコンバインの複雑な機構の内部に
入り込んでいるので、一苦労なのです。

けれども、ゴミがたまると詰まりの原因になるなど、
来年度のコンバインの使用に支障をきたすので、
入念に掃除は行います。
このように、あらゆる部分を分解しながら、
コンプレッサーで強力な風圧を駆使してホコリを飛ばして行きます。

きょうだけでは終わらず、明日は高圧洗浄機を
使用して泥を落として行きます。
ただ、明日は僕は大型特殊(農耕車)の講習なので、
コンバインの洗浄はお休み。

がん!がん!がん!

2010年10月25日月曜日

感激!新蕎麦収穫

10月24日(日)
天気:曇りのち雨

きょうは、がんも農場の歴史に残る
1日となりました。


ついに、がんも農場の主要作物として栽培していた蕎麦を
収穫し、新蕎麦を手に入れることができたのです!
それも、量にして約22kg。感激です。
これもひとえにご指導下さったWさんや、
機械や土地を貸してくれたYさんのお力添えあってのことです。

いや〜。あとは、蕎麦打ちの練習あるのみ。
(その前に製粉などのプロセスも必要ですが。。。)

きょうは、実は別の用事があったのですが、
天気予報を見ると夜から雨が降るとのこと。
急遽予定を変更して、脱穀をしてしまうこととなりました。

板に蕎麦を打ち付けて脱穀をします。

きょうはあいにくの曇り模様。
本来であればカラッとした晴れの日に脱穀したほうが、
実の落ちがいいらしいですが、明日が雨なので、
これ以上待ってられず、きょう決行となりました。

ブルーシートに落ちた実をトウミにかけます。

近代的なトウミ。風力もばっちり。
コンパクトで持ち運びも楽々なんです。


さて、残り半分ほど刈ったばかりの蕎麦が残っているので、
引き続き作業は続行。これから乾燥させて、脱穀します。
あとどれくらいとれるかな〜。

がん!がん!がん!

2010年10月24日日曜日

蕎麦刈り援軍来る。

10月23日(土)
天気:晴れ

きょうは気持ちのいい秋晴れ。
久々に浅間山が望めました。

昨日来た友人を連れて、蕎麦畑へ。
Yさんの畑の蕎麦刈りを手伝ってもらいました。
こちらは晩生の信州大蕎麦。
7月25日に播種したもので、90日目での蕎麦刈りとなりました。


まずは完成図(島立て)を見てもらう。

その後はせっせと蕎麦刈り。
全体の半分まで刈り終わりました。
ありがとう!!

蕎麦刈りの後は、お礼も兼ねて菱野温泉にご案内。
温泉のカフェスペース。
少しだけ紅葉が始まりつつある感じでした。

汗を流した後、友人たちと別れて、
一人蕎麦畑に戻り、がんも農場に蕎麦を輸送。


島の数もかなり増えて来ましたね〜。
うれしい。

当たり前ですが、3人で作業をすると本当に早いです。
また来て下さいね〜。
ありがとうございました。

がん!がん!がん!



2010年10月23日土曜日

来客7

10月22日(金)
天気:くもり

きょうは、午前中から年貢米の配達。

午後からは、まずカインズで化成肥料(小麦畑用)、
麻袋を(玄蕎麦の地干し用)購入。

小麦の畑に、足りない分の窒素を補うため、
購入した化成肥料をまいてから、再度トラクターで
起こした。これでほぼ雑草は駆除されたので、
あとは種を蒔くのを待つばかり。
(畑の周囲の草もできれば刈りたいけども。。。)

夕方になって高校の同級生(夫婦)と合流。

前々から気になっていた、しらかば直売所前の
焼き将軍にて焼き鳥購入。

みんなで星の温泉へ。

お風呂の後は、自宅で料理を作って(もらって)
自家製梅酒などで乾杯しました。

久々にゆっくり。
明日はみなで蕎麦刈りです。

がん!がん!がん!

2010年10月22日金曜日

畑作り

10月21日(木)
天気:雨

きょうはあいにくの雨模様。
けども、最近スケジュール立て込み気味なので、
がんも農場の畑の耕転を決行しました。

まずは、タマネギの苗を定植する畑に鶏糞を蒔き、
トラクターで耕す。(1hほどで完了。)
鶏糞

鶏糞の量はかなり適当です。
Yさんと共同で500個ほどのタマネギを植える予定です。
タマネギは床がある程度しまっていたほうがいいらしいので、
来週定植予定。(タマネギは、ネギなどと違って、土中で丸くなるので、
柔らかい土より締まっていたほうが丸くなっていいらしい。。。)

このように起こしていきます。

午後は田んぼのオーナーさんに年貢のお米を
Yさんとお届けに行く予定でしたが、雨のため、
新米が湿るかもしれないので中止。
年に一度の新米のお届けなので慎重に、、、

その後、予定していた小麦のハタケ作り。(約1反=1000㎡)
まずは肥料まき。
小麦は、窒素量が6kg/1反必要だそうです。

田んぼで余っていた肥料、鶏糞6袋(90kg)を投入。
余り物だったので、2種の鶏糞を使用。
鶏糞A:75kg(窒素含有量4%)=3kg
鶏糞B:15kg(窒素含有量2.64%)=0.4kg
窒素量合計:3.4kg

鶏糞A成分表

鶏糞B成分表

ただし、鶏糞の代替率が70パーセントなので、
有効窒素は、2.4kg。

必要窒素量6kg−有効窒素2.4kg=3.6kg

この足りない窒素(3.6kg)は化成で補おう。
14%の高度化成を使用するとして、
X×14%=3.6kg
X=25.7kg

化成を明日25.7kgくらい買ってこよっと。

あとカインズで梅酒をすくうためのレードルと、
玄蕎麦を地干しするための麻袋を買わないと。。。

がん!がん!がん!


2010年10月21日木曜日

望月の農家さんお手伝い

10月20日(水)
天気:曇り

きょうは、朝から自宅から車で30分ほどの、
望月の農家さんSさんのところでのお手伝い。

Sさんは、以前このブログでも紹介した12、
えいっ子の会を主催している方です。
きょうは、蕎麦とは関係なくお手伝いにきました。

まずは落花生(この辺では地豆:じまめと呼びます。)の収穫。

収穫したら、泥が乾いてこびりつかないうちに、
川の水で豆を洗います。

洗ったらこのように干します。

お昼を食べて、、、、

次はささぎ豆の収穫。




収穫後は、ツルや、茎を全て支柱からはずします。
キレイにして作業完了。

次回は11月かな〜。
10月末は、意外と自分の作業があるのと、トラクターの講習があるのと、
稲刈り終わった直後から、予定を前々から入れてしまっていた関係で、
かなり立て込んでしまっている。。。。

これは11月までがん!がん!がん!です。