がんも農場のお店

2014年9月11日木曜日

七皿食うて鮫臭い。

9月11日(木)

「七皿食うて鮫臭い(ななさらくうてさめくさい)」

こんなコトワザがあって、たらふく食べてからケチをつける。
というような意味らしい。

昨日は埼玉から長野に帰ってくる車中で、立川志の輔師匠の落語を
聞いていた。いくつか演目はあったけど、「しじみ売り」が
一番印象に残った。

冒頭のエピソードで、しじみを売る小僧から、魚屋さんが
しじみを買ってあげて、食べもせずに川に返してあげる。
小僧を不憫に思ってやったことでしたが、七皿食うて鮫臭いとは
真逆の、イキな魚屋さん。

しじみ売りは、あの鼠小僧が出てくるお話し。
お金持ちから財産を盗んでは、貧しい人にお金を分け与えていたという鼠小僧。
少しネジ曲がったその善意が、それを受け取るヒトにとって、
いつもハッピーエンドになるとは限らない。
というのが、リアリティがあっておもしろい。
一度生で聞いてみたい。





がん!がん!がん!


2014年9月6日土曜日

朋有、遠方より来たる。亦楽しからずや。

9月5日(金)

”残暑”というコトバが佐久にはなかったのか!
お盆を過ぎた途端に秋。

夕方になれば鈴虫りんりん。長袖を着る。

稲には積算温度という言葉があって、
穂が出てから、毎日の平均気温を足していって積算温度になったら、
刈り取りの適期ですよ〜という目安がある。

コシヒカリの積算温度は1,025℃。
8月6日前後には出穂しているので、平年並み(22℃前後)で
平均気温が推移すれば、47日後の9月22日には成熟期となり、
刈り取りOK!!


そんな稲刈りが待ち遠しい時期に、東京から友人と彼の会社の
スタッフの子ががんも農場にきたる。
今までの自分を知っている友だちと会うからこそ、
否応無しに考える。やりたいことついて。

もともと、心の弱い、断るのが下手な性分。
来るもの拒まずにやっていたら、どんどんやりたいことは場外に。
行ったきり戻ってこない笑

改めて考えよう。
やるべきこととやりたいこと。バランスよく。

そんなことを考えていたら、やってくれたよ。
世界フライ級王者八重樫選手の防衛戦。
ローマンゴンザレスとの試合。素晴らしかった。
感動的だった。

なにが感動かって。
自分より強い相手に挑む勇気だよ。
リスクをとっても、その先にある栄光を得ようとする気持ち。
力をもらった。

試合後に、八重樫選手はこう言っていたよ。
八重樫の試合を見たいと言っていただければ、何度でも立ち上がる

がん!がん!がん!