いよいよ農作業スタートまで秒読みという段階です。
そんなときになんですが、4日間ほど色々な場所に出向いておりました。
総移動距離約1,000km。
移動するのが目的ではございません。
人に会いにいったのです。
まずは南信州は飯島町。
米俵保存会のみなさん。
これは何をしてるの?
そうです。米俵を作っているのです。
今でこそ紙袋やダンボールでお米を配送していますが、
当時はこの米俵にお米を入れて運んでいました。
これ、すっごく手間がかかりますがおもしろいです。
こんな昔の米俵作って、がんも農場ってなにやってるの?
僕も気の向くままにやってきた感がありますが、
最近ようやく言葉にできた気がします。
「稲作文化でよりよい暮らしを実現する。」
伝統や昔の技術や知恵はいまの生活にもきっと役に立つ。
それを稲作という視点で掘り下げて、みなさんに紹介したい。
きっと、いまの生活に稲作文化が加わることで少しよくなる。
そんな思いでいます。
米俵は、がんも農場のお米を入れてお客さまにお届けできたらと
思っております。ヤマトのお兄さんが玄関前に俵を担いでいる姿が
目に浮かびます笑
日帰りで佐久に帰ってきて翌日。
横浜に向かいました。
加藤米穀店さん前にてパチリ。
加藤さんの奥様が撮ってくださいました。
お米屋さんが普段どんな風にお米を販売しているのか、
数時間の間お話をさせていただきました。
自分のお米を取り扱って下さっているとんかつ屋さんにも、
連れて行ってくださいました。
実際に使用してくださっているお店がどんな要望をお持ちなのか、
お店に来られるお客さまがどんなことに関心をもっているのか。
そんなお話を聞くことができました。とっても貴重です。
お米の販売のプロ、飲食店のプロ。
私がお米を作っていなければ出会うことはありませんでしたが、
こうして縁ができ、大変貴重なお話をいただきました。
親戚のおじちゃんとおばちゃんです。いつでも応援してくれます。
なかなかいけませんが、年に数回は立ち寄っておしゃべりします。
僕の心の栄養剤です。結婚して以来、僕の奥さんもすっかりおじちゃんおばちゃんの大ファンです。
人を寄せ付ける力がすごいです。
日が変わって2/20。
都内の天気は荒れ模様でしたが、記念すべき結婚一周年記念でした。
こちらは明治神宮の木を仰いだ写真。
とってもきれいですが、このあと雨が降ってきます。
記念日の夜は割烹に行くことが多いです。
この日はカウンター4席のお店を二人きりで。
ぜいたくな時間を過ごすことができました。
ご夫婦で切り盛りしているこの割烹。
この道50年以上という御主人との会話も身の引き締まる思いでした。
前後しますが、夜ご飯の前に寄席に行きました。
これは稲作と関係なさそうですが、個人的に好きです笑
ここで、時そばとか、阿武松とか、食事とかお米に関する演目でも
かかっていれば、仕事だ!!と言い張れそうですが、この日は
鈴本は満席で、浅草演芸ホールへ。なんとトリで三遊亭圓丈師匠の
ランボー怒りの脱出で大爆笑。
見事、お米と関係なし!!笑
日が変わって今度は箱根。
2/21のことです。
こちらは彫刻の森美術館です。
淺井裕介さんの作品です。
なぜこの作品に会いに行ったか。
実は土で描かれています。
僕らは日々土と格闘していますが、芸術としてみたことはありません。
ただ、あそこの土は灰色でこっちは赤で、などと土の質について
語ることもしばしば。土に興味はあるのです。
土に対する新しい視点が得られるのでは!?と思い、
最後の最後に行くことにしました。行ってよかったです。
土ってこんなに多様なんだ。それに、このトーンは土でないと。
温かくて素朴だけど力強い作品でした。
2/21 16:00 全日程を終了し、一路佐久へ。
途中運転を奥さんと交代しながら無事帰宅。
全力で遊び倒した4日間でした。
さーーー!!しごとだしごとだ!
がん!がん!がん!
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