5月15日(月)
引続き、代かきと水を入れる日々が続きます。
荒代かきもあと2枚。代かき二回目(本代かき)の作業もスタートしました。
後半になってくると難所が残ってきまして、
少しトラクターの乗り方にも気を付けないといけません。
ここ浅科は粘土質の土壌でして、それが美味しいお米が収穫できる
理由の一つとしてよく言われるのですが、こと現場にとってみれば、
この粘土質がとっても作業しづらい原因となっています。
トラクターと言えば、4WDでタイヤも大きくオフロード仕様そのものですが、
ここ浅科の粘土質の田んぼに入ってしまえば非力。
場所によっては沼のような場所もあり、少し操作を誤ると脱出不可能な
状態になってしまうんです。なので、時間はかかりますが通常の代掻きでは
あり得ないような回り方をして、トラクターがハマってしまう(この辺ではつっぺるという)
事態だけは避けるように作業を進めています。それで、時間がかかるんですね。
もう一つ、難所と言えば小さい田んぼ。
棚田のようになっているエリアがありまして、そこは水も抜けやすい、
トラクターハマりやすい、そして小さい(からトラクターを操作しづらい)という
なんとも残念な田んぼ。ただ、このエリア。少し高台になっているのでとても景色がいい。
それに、耕作しづらいだけあって作っている人が限られており、作業していても
本当に静か。ここで作業をしていると、時が経つのを忘れてしまいます。
食べている方にはつたわりづらい部分ですが、田んぼには個性があります。
普段田んぼを見ていない方でも、実際にじっくりと田んぼを見たらきっと
違いに気づくかと思います。
もちろん、その違いによって稲の生育も影響されます。当然、味にも。
肥料による違いもありますが、もともと田んぼの持っている力にも違いがあり、
おのずとお米の仕上がりにも影響してきます。どんな田んぼでも一定の品質の
お米を作ることができるのが、プロの仕事。がんも農場はまだまだ半人前。
ぜひ田んぼを見に来てみて下さい。
作る人と田んぼがあって初めてお米ができます。
がん!がん!がん!
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