今週末は結婚式。
式の後に旅行に行くので、酒蔵での仕事もいったんお休みになります。
フェードアウト気味の私の状況とはうらはらに、
酒蔵の仕事は佳境を迎えております。
きょうはついに高級酒である、大吟醸の上槽が始まりました。
普通酒と比べて、あらゆる工程において手間ひまをかけて作ってきた
大吟醸の醪(もろみ)をきょう搾り始めたのです。
想像以上の重労働に、いま目が開いているのがやっとです、、、
通常の普通酒ですと、機械で圧力をかけてもろみを搾りだしていくのですが、
大吟醸に限っては、もろみを袋に入れて吊り下げ、自然にしたたり落ちるお酒のみを
集めていきます。
搾りかた一つで味が変わってしまうとは、本当に繊細な飲み物なのだと改めて感じます。
大吟醸のもろみが入っている蔵は、通常出入りできないのですが、
入るとすごくいい香りが充満しています。
1升で1万円ほどもするそうで、普段は飲めないお酒ではありますが、
香りだけでも存分に味わえました。
と同時に、その香りを十二分に生かすためのあらゆる手段をとって
酒造りをしていくので、複雑かつ繊細な作業が要求される大吟醸。
終始ピリピリしたムードのなかでの作業でしたが、
その高度な技術を要する酒造りの一端をきょうは垣間見ることができました。
私にも大吟醸のようなお米が作れるのだろうか!?
がん!がん!がん!
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