がんも農場のお店

2017年8月31日木曜日

ワラの功罪。

稲刈りが近くなってきました。
がんも農場は、籾の乾燥と籾摺りの施設を所有していないので、
毎年施設をお借りして作業をお願いしております。
今年も施設の段取りをすべくスケジュールや持ち込みの方法、
検査の日程などなどを打合せ。
この時期になってくると、残す田んぼでの作業は草刈り、草取りと少なくなってきました。
お米屋さんとの打ち合わせなどもちょぼちょぼありまして、段々と総括のような雰囲気。
そうすると、来年度の米作りにも思いが及んでまいります。

無農薬での栽培を目指していろいろと勉強しているのですが、
大きなハードルはいかに草を抑えるかということです。
この抑草のために、秋の時点で出来る作業があるので、いまから
稲刈り直後の作業の段取りを考え始めています。
佐久周辺地域では、10月下旬になってくると気温がかなり下がってきます。
そうすると、自ずと微生物の活動も少なくなってきます。コンバインの稲刈り後に、
がんも農場ではワラを全量切り刻んで田んぼに散らしているので、この生のワラを
分解させるには、できるだけ気温が高いうちに田んぼにすきこんであげる必要があるんです。
ワラがの分解が不十分だと、春先の田植えの時期にワラの分解が進み、分解時に出る
ガスが稲の初期生育を阻害してしまい、雑草との競争に負けてしまうんです。

抑草のための作業はほかにもいろいろとありますが、こうした一つ一つの作業の積み重ねが
無農薬への第一歩だと思って少しずつ実践していきたいと思います。

がん!がん!がん!

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