がんも農場のお店

2017年8月25日金曜日

simecoの桃の木。

桃の農家さんと出会った。
simecoという名前は、おばあちゃんの名前からとったそうだ。
しめこ、シメコ、しめこ、、、、アタマから離れない名前。
煮しめのような、閉められた場所のような、かわいらしい。
僕と同年代の彼は、おばあちゃんが管理していた木を受け継いで、
桃を栽培している。いくつかの品種を栽培しているが、
佐久で開発されたという”おどろき”という品種を教えてくれた。

きょう実は手土産用にsimecoの農場まで足を運んで初めていろいろな話を聞いたのだ。
彼はIターンの僕らとは違い、Uターンで佐久に帰ってきた。simecoという名前。
おばあちゃんの名前だと知ると、少し呼びづらい。simecoさんのほうがいいか。
野球グローブを作るという趣味(仕事?)。自分には想像もつかない世界で
生きている人にまた出会った。まだまだ佐久にはおもしろい逸材が
いることにおどろき。また、おしゃべりが止まらないのだ。

そうそうおどろきという品種は、佐久で開発された品種。
身が固いのが特徴。消費者の多くは柔らかくてジューシーな桃を好むので、
段々と栽培する農家がいなくなってきてしまったらしい。
作る人がいなくなってしまって、、、という話を聞いた途端にわくわくしてきてしまう性分。
何を隠そうゴリゴリした食感の桃が僕は好きなので、ぜひ食べたいと思ったが、
今年の分はもうほとんど予約で売り切れになってしまうそうだ。来年はぜひ食べたいもんだ。
というわけで、”なつおとめ”という品種をわけてくれることになった。
見るからにうまそうだ。佐久は桃の産地として全国的に有名ではないと思うけど、
8月の上旬くらいになると、直売所には桃がわんさか並ぶ。岡山とか福島の
直売所に行くのは少し大変だが、関東圏の人だったらぜひ佐久に来て桃を
買ってほしい。産地には、安くてうまいものがあるからだ。通常市場流通しないような
珍しい品種や、ハブキの農産物が日常的に手に入るのは産地ならではだと思う。

夏には桃の他にもプルーンがある。
きょうはツアーという品種をわけてもらった。これからサンプルーンという品種が
出てくるそうで、糖度がもっと高い。楽しみだ。プルーンの木は今年から栽培ができなく
なってしまった地元の方から譲り受けた木。田んぼもそうだが、果樹もやり手が
いなくなるなかで、担い手が必要になっている。いま引き継がないと木が切られてしまう。
それくらい、産地は消えそうになっているのも事実。佐久でまだまだ桃やプルーンを
楽しむために、もっともっと若手農業者が増えるといいな。

がん!がん!がん!

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