きょうは、雨模様のなか田植え。
いつもは苗間から苗を田んぼに運ぶ作業を
していたのですが、きょうは、田植え機の傍で、
苗を補充、苗がきちんと植わっているかの確認を
する役割をしておりました。
田植え機の上から苗が植わっているかチェックする。
あと、始めて田植え機の操作も教わり、
うまく植える難しさだけは実感。
ところで、Yさんは、バラマキ式と呼ばれる方法で、
田植えを行っています。
この方法だと、
1、播種の段階で均一に種をまき
2、均一の長さで苗を育てる
ことができないと、
田植えの段階で均一に田植えができません。
実際には1を達成するためにさまざまなプロセスがあり、
2を達成するためにもさまざまなプロセスがあったわけですが、
そのどれかが抜け落ちていると、均一な田植えが出来ないわけです。
今季、1が達成できなかった主な要因は、
播種の日に、気温が低く、曇りだったため、種もみが湿気っていたため、
播種機に種もみがくっついて、種もみが一様に撒けなかった。
2が達成できなかった主な要因は、
気温の寒暖差(低温の日が多かった)が激しく、
苗の生育状況が悪くなった。
そのため、排水の悪い苗箱が著しく影響を受けて、
育ちが悪くなってしまった。
ただ、この低温のおかげで、いつもは影響の出なかった、
排水の悪い苗箱と排水の良い苗箱とで、生育の差がはっきりと出て、
結果的に、よりよい生育状況=排水の良い苗箱を使用するほうが良いことを
発見することができたのです。
雨降って地固まるという感じです。
がん!がん!がん!がん!
-----------------------------------------------------
■農場日誌
天気:くもり後雨
気温:20.8℃/11.4℃
降水量:16mm
日照時間:1.5h
<農場メモ>
欠株について:田植え機で苗を植えていると、必ず欠株が生じる。しかし、この欠株の補植する場合には注意が必要なようだ。農業改良普及センターの人が言うには、田んぼに足跡をつけて入っていくことで、田植えと同時に撒いている除草剤などの効きを悪くしてしまうと、
密植と疎植について:田んぼは貴重な土地なので、その土地で古くからお米を作っている人からすれば、できるだけたくさんの苗を植えて収量を確保したいと考える。
しかし、実際にはあまりに密に苗を植えると、おたがいに苗が干渉して生育不良を
起こしてしまうそう。ある程度の間を空けて植えたほうが、よりよい生長を促して、
十分に生育したお米がとれる。実際に五郎兵衛田の周りを見渡しても、密植の田んぼが
かなり多い。
0 件のコメント:
コメントを投稿