がんも農場のお店

2010年5月26日水曜日

田植えレイニー

5月26日(水)

きょうは、雨模様のなか田植え。

いつもは苗間から苗を田んぼに運ぶ作業を
していたのですが、きょうは、田植え機の傍で、
苗を補充、苗がきちんと植わっているかの確認を
する役割をしておりました。

田植え機の上から苗が植わっているかチェックする。


あと、始めて田植え機の操作も教わり、
うまく植える難しさだけは実感。

ところで、Yさんは、バラマキ式と呼ばれる方法で、
田植えを行っています。

この方法だと、
1、播種の段階で均一に種をまき
2、均一の長さで苗を育てる
ことができないと、
田植えの段階で均一に田植えができません。

実際には1を達成するためにさまざまなプロセスがあり、
2を達成するためにもさまざまなプロセスがあったわけですが、
そのどれかが抜け落ちていると、均一な田植えが出来ないわけです。

今季、1が達成できなかった主な要因は、
播種の日に、気温が低く、曇りだったため、種もみが湿気っていたため、
播種機に種もみがくっついて、種もみが一様に撒けなかった。

2が達成できなかった主な要因は、
気温の寒暖差(低温の日が多かった)が激しく、
苗の生育状況が悪くなった。
そのため、排水の悪い苗箱が著しく影響を受けて、
育ちが悪くなってしまった。

ただ、この低温のおかげで、いつもは影響の出なかった、
排水の悪い苗箱と排水の良い苗箱とで、生育の差がはっきりと出て、
結果的に、よりよい生育状況=排水の良い苗箱を使用するほうが良いことを
発見することができたのです。

雨降って地固まるという感じです。

がん!がん!がん!がん!
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■農場日誌
天気:くもり後雨
気温:20.8℃/11.4℃
降水量:16mm
日照時間:1.5h

<農場メモ>
欠株について:田植え機で苗を植えていると、必ず欠株が生じる。しかし、この欠株の補植する場合には注意が必要なようだ。農業改良普及センターの人が言うには、田んぼに足跡をつけて入っていくことで、田植えと同時に撒いている除草剤などの効きを悪くしてしまうと、

密植と疎植について:田んぼは貴重な土地なので、その土地で古くからお米を作っている人からすれば、できるだけたくさんの苗を植えて収量を確保したいと考える。
しかし、実際にはあまりに密に苗を植えると、おたがいに苗が干渉して生育不良を
起こしてしまうそう。ある程度の間を空けて植えたほうが、よりよい生長を促して、
十分に生育したお米がとれる。実際に五郎兵衛田の周りを見渡しても、密植の田んぼが
かなり多い。

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