がんも農場のお店

2012年12月12日水曜日

佐久地域の水田作を考える会。

12月12日(水)

朝は常盤館。

仕事を終えて、合同庁舎へ移動。

「佐久地域の水田作を考える会
〜このままでいいのか!?佐久米ブランド〜」

こういった会合が開催され、私も米農家の端くれとして、
参加させていただいたのでした。

佐久市内から集まった約140名の米農家さん。
そして、JA各ご担当や県の専門職員の方々、
先進的な経営をされている生産者さんなどがパネラーとして登壇。

今回のテーマは、佐久地域としてお米をどう販売していくのかを、
地域一丸となって考えていこうということでした。

まずは、現状認識。佐久のお米は市場でどんな評価がされているのか?
JAの販売の担当の方などが現場の意見を発表。

食味を左右するタンパク質やアミロースの含有について、
研究者の立場から、栽培の際に何に気をつければいいかなど。

実際に、減農薬、有機で栽培されている農家さんが、どう販売しているか?
近所で実践されている方もいてびっくり。
今度ぜひ訪問させていただきたい。

などなど、3時間におよぶパネルディスカッションで、
かなり勉強になりましたが、まとまりが悪いのでこの辺に。



雑感を。

私が考える農業をやる上で大切な視点の一つ。

”地域とのつながりなくしては農業はできない”

私のいまの経営は、個人で生産して個人で販売するという、
とっても個人的な経済活動になっている。
もちろん、販路は自分で開拓しなくてはいけないし、その販路は、
個人の知り合いの範疇を越えつつあるので、そういう意味では個人的では
ないかもしれない。

だけども、生産現場を見るとどうだろうか。
お米の生産者直売ができるようになったのはいいけども、そのせいで、
農協出荷もなくなり、実は生産の現場で農家同士の横のつながりが
少なくなっているのも事実だと思う。

同じ地域にいながら、本当だったらお米の栽培についていろいろノウハウを
教え合ったり、農家間であーだこーだいいながらやってるのがいいとは思うのだけど、
実際は、違う。というか、全くないわけではないけど、あまりない。

作り方も、販売方法も同じお米でありながら、バラバラなのが実状である。
だから、成功してるヒトも、うまくいかないヒトもいる。

私が農業に従事している浅科、もっと大きく佐久。
この、私が根差す地域全体で、農業に従事する人々がみーんな
きちんと生活ができている。こんな目指すべき未来を少し思い描いた。
きっとみんながハッピーにならないと、ほんとうにハッピーな生活に、
私自身もならないのかもしれない。

そうすると、いまの私の個人的経済活動は、通過点でしかないのかもしれない。

そんなことに気づかされた今回の会合。
おもしろすぎる。

新しい農業経済は農協が主導するわけではない。
農家自身が作り上げるものなのだと思う。

そういう新しい時代。

がん!がん!がん!

以下は、きょうの講義に使用されたパワポの覚書。






















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