すっかり体調も復活した。
さて、どうするか。
やりたくないことをやらなくてはいけないのだ。
レシートをまとめる作業である。
最低でも、2012年12月まではまとめないと確定申告までこぎ着けることができない。
音楽やラジオを聞きながら、レシートまとめ作業を数時間。
1階では、同居人のYさんが片付けを終わらせたようだった。
ああ、これでしばらくお別れだなあと思ったら、
うっかり借りっ放しの本があったことに気づいた。
村上春樹の「1Q84」である。
もともと僕は、村上春樹をほぼ読んだことが無い。
中学生のころに、兄から村上龍のほうを薦められて読んで以来、
すっかり村上龍が大好きになった。
もちろん、村上春樹の人気作品を読んでみたことはあるけども、
なんとなく、村上龍と比べると、曖昧な表現が多くて、
どうにも好きになれなかった。
しかし、オトナになった今であれば、きっと楽しさを発見出来るだろうと
思って、Yさんからお借りしたのでした。が、結局読めていない。
ごめんなさい。
そのうち文庫版を買って読むと思います。
この「1Q84」を慌ててYさんに手渡して、お見送りをしたのでした。
2階に戻って残務を終えて、さてと取り出したDVD。
「ピナ・バウシュ 幸せの教室」
天才振り付け師である、ピナバウシュの、コンタクトホーフという演目を
10代の若者が10ヶ月に渡って稽古をして、最終的に発表をする。
舞台の稽古を通して、10代の子たちがどんどん変化をしていく。
演じるということで、殻を破って、自分をさらけ出す。
想像してみると、狂ったように笑い転げたりすることは、
演技だとしても、ハードルの高いことだ。
どうしても、自分がイメージする自分を越えたり、壊せないことは、
ほんとうによくわかる。
それを稽古を通して、変わっていく様は感動的なものだった。
夜は、キムチ鍋を作った。
がん!がん!がん!
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