がんも農場のお店

2010年4月3日土曜日

浸種の作業

きょうは、朝起きたら雨。。シトシト。
あーー、また雨だ。。。

と思い、一眠り。

起きたら晴れておりました。

きょうは、五郎兵衛米の作業で、
種もみを催芽機にセットするという作業がありました。

温湯消毒された種もみ180kg。
これを、催芽機に入れて、10日間の間、
10℃の水に入れて加温していくのです。

これによって種もみ達は、発芽に向けて準備をするのです。

まずは種もみを運搬。
























これが温湯消毒された種もみです!
水稲は、バカ苗病、いもち病、苗立枯病、もみ枯最近病などにかかりやすく、
消毒をしないと苗ごとダメになってしまうケースが多いそうです。

消毒方法も多岐にわたりますが、私がお世話になっているYさんは、
温湯消毒という方法で殺菌された種もみを使っています。

通常は、ティクリートなどの農薬を使用して種もみを消毒するのですが、
ネットなどで検索していても、最近は、温湯消毒という
60℃のお湯で殺菌をする方法をとっている方も出て来ているようです。

エコホープという微生物農薬(通常の農薬と違い、微生物の力で
病原菌の発症を押さえるため、農薬にはカウントされないようです。)を
使用して殺菌する方法もあるようですが、微生物の特性として、
乾燥してしまうと死んでしまうので、種もみが常に湿っていないと
いけないようです。湿っている種もみは、機械を使う際に、種もみが
機械にくっついてしまい、使い勝手が悪いようで、、、、


話しは逸れましたが、温湯消毒された種もみ180kgを、
催芽機に投入していきます。



上からみたらこんな感じです。



機械を始動していると、温度管理はもちろん、
常に水が循環しているので、種もみは常に新しい水を得て、
呼吸し、発芽への準備をします。

10日間かけて、積算温度100℃(1日/10℃)を目標に、
加温していきます。この温度、10℃以上で設定しても
いいのですが、低温でゆっくり加温したほうが、種もみに
とってはいいそうで、10℃に設定しているそうです。



このように、常に水が循環して、酸素を取り入れています。

実は、この浸種の作業の前に、塩水選という作業が本来であればあります。
塩水選とは、塩水に種もみを入れて、水面に浮いて来た痩せた種もみを
取り除く作業です。
この作業は、今回種もみの購入先がやってくれたので、省略しております。

これからこの催芽機を毎日観察して、種もみの状況を管理していきます。
(昔は、桶にお湯を溜めて日の光温めていたそうだから、
作業は大幅に軽減されましたね〜。。。)
これも、現代農業の恩恵です。

ガンモ号の左頬の写真。とYさんの家。

がん!がん!がん!
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■農場日誌
天気:雨のち晴れ
気温:17.1℃/3.6℃
降水量:15mm
日照時間:2.2h

<農場メモ>
来週日曜日に用水普請なるものがあって、初参加。
お米の次回作業は、晴れが続き次第の肥料まき。

一般的な話しだけど、有機肥料はまいたら、土中で発酵させる時間が必要。
肥料の発酵する時間が十分にない状態で、種をまいたりすれば、
根が腐ってしまうこともあるそうです。

明日は望月の大澤酒造の新酒発表会。
地元密着型のこのイベント、単純におもしろそうだし、
勉強になりそう。。。

手作りパンのお店『香色』
小諸にある。

須坂市の須坂温泉、古城荘。春日温泉と似てはいるが、
泉質がいまいち。

岩の湯の前を通りかかったら、工事中の様相。
いま、やっていないのかな。

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