がんも農場のお店

2017年9月8日金曜日

勉強の哲学その2。

くどいようだけども、読み進めれば進めるほど、
小さいころからなんとなく自分の心の中にあったものが、
解きほぐされるような気がするので、書き留めておこうと思う。

自分が勉強をするとき、なにかについて知識を深めたいとき、
なにをもとにするだろうか。本やネット、人に聞くなど様々だ。
だけども、情報を得る対象が信頼に値するモノかどうかは、
検討する必要がある。比較して検討して、そのモノが情報を得るに
値するモノなのかどうか。しかし、比較検討していったときに、
対象が絶対的に信頼に値するモノかどうかは結局わからない。
絶対的なものなどないのだから、ある程度比較検討したうえで、
決断(本書では比較検討することを中断して)して、知識を得るという
行動をする。しかし、深掘りしていくうえでも注意が必要なのは、
深く深く知識を得ていったときに終わりがないことだ。結局またある程度のところで
中断して、また別の知識を得るために資料を比較検討し、勉強しての繰り返し。

本書でもっとも強く残った言葉は、”決断をしない”という言葉。

決断をするということは、絶対的な何かを信じるということだ。
しかしながらどんなに調べ尽くしても、絶対的な真理なんてありはしないのだから、
決断=盲信ということになってしまって、どこか宗教的なものを感じてしまう。
もちろん場合によっては一時的に何かを盲信することで突破できるなにかが
あるのかもしれないが、自分が心底信じていると絶対的に感じていることには
注意が必要だということだ。それはすなわち世の中に流されているのと
さほど変わらないのだから。

世の中に流されることから自由になるためには、常に勉強してさらに比較検討して
また勉強しての繰り返しなのだということだ。

がん!がん!がん!

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