がんも農場のお店

2017年9月2日土曜日

中干し。

草刈りをしながら、今年の米作りについて振り返る。
3月から始まったお米作りも終盤。
日々の積み重ねの集大成がいまの田んぼです。
気候が不安定な昨今ではありますが、それ以前にまだまだ技術的に
未熟な部分も多く、今年もたくさんの反省点、改善点があります。
どう改善したらいいかわからないこともあり、トライアンドエラーで
より良い方向を探っているような状況です。

最近、全国各地の田んぼや、身の回りの田んぼをよく見ます。
いろいろ見たりして自分の田んぼと違うところ。また師匠に指摘されていたこと。
いっぱいありますが、少しずつ変えていこうと思います。ただ無闇に変えていってしまうと
そのままでいい部分と変えたほうがいい部分が自分のなかでわけわかんなくなってしまうので、
本やネットなどで調べたりしながら、検討しているところです。
一つ来年から変えてみようと思うことで、中干しの方法があります。
中干しは7月上旬~中旬くらいに田んぼの水を切る作業で、土中のガス抜きをしたり、
秋の作業のために土壌を固める作用だったりといろいろと効用はありますが、
乾かしすぎると土にヒビが入って根を切ってしまいます。
浅科は粘土質の田んぼのため、沼のようにぬかる田んぼもあります。
それで、コンバイン作業の際に機械がハマってしまう恐れもあるため
精いっぱい乾かしていたのですが、そのせいで根が切れてしまい最後のほうに
稲の葉の一部が枯れてしまうことがありました。

通常、稲刈り時には稲の葉の1-2枚は枯れてしまうものなので、気づかなかったのですが、
師匠に指摘され、他の田んぼの方の稲を見ていくと、どうやら僕の稲は枯れる枚数が
1枚多い。2-3枚枯れてしまっている。場所で言うと、下の葉なのですが、この葉は根っこを
育てるための葉。つまり生育終盤で根が切れてしまうことで最後の最後で生育がストップ
してしまっている。なにが原因かよくわからなかったのですが、どうやら中干しが原因のよう。
来シーズンはこの中干し作業を少し注意深くやってみようと思います。

ほかにもいくつか来年改善する作業があります。
作業を変える場合、その前後の作業や資材などいろいろと付随する作業が出てくるので、
今からなにをしなくてはいけないか検討しているというわけです。

今シーズンもまだまだ最後の草刈りちゅう!

がん!がん!がん!

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