がんも農場のお店

2011年4月27日水曜日

雨読の日

4月26日(火)
天気:☂
気温:14℃/0.9℃

3月に乾燥していた反動か、ここ数日は、
雨がちな天気が続いています。

一時的な乾燥や、雨がちな天気も、
1年を通してみれば、毎年同じくらいの降雨量に
なっているらしい。だからこそ、乾燥しているときに
できる作業は、そのときにやらねばならないのです。

きょうは本格的な雨ということで、
農作業もですが、もう一つの調査の仕事もうまいこと
進まず。。。

こんな日もあるよね。と、思いつつ、ふらと
経ち寄り、W氏とお話し。

3月11日の震災後、村上龍さんのニューヨークタイムズの
寄稿文を読んだ。
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581/

希望を失っていた日本だが、震災は日本に希望の種を
植え付けたというようなことが書かれていた。

実は、一昨日になるけどもある映画を見た。

実録・あさま山荘への道程

この映画で描かれている赤軍に身を投じていく20代のヒトたちは、
それこそ、そこに希望を見ていたのではないか。
その情熱たるや、恐ろしいほど。。

それで、震災後の僕が描く希望とはなんなのだろうと考えると、
その震災はまだ終わっていないのだという感覚があることに気づいたりする。

被災地でボランティアとして活動している友人から話しを聞いた。
現場は、一丸となって復興を目指していて、その力とかムードは、
すごいものだそうだ。瓦礫を片付けること、炊き出しをして食事をすること、
一歩一歩前に進んでいる実感があるのだろう。

実際に津波や地震の被害を受けていない僕は、、、

あの震災以降、特に原発の状況が良くなったとは到底思えない。
むしろ緩やかに悪くなっていっているように感じている。

だいぶ前に読んだ本で、戦略のミスは戦闘で補えず、戦術のミスは戦略では補えない、
みたいなことを書いてあった本がある。『失敗の本質』
(第二次大戦で敗戦した理由について考察している本です。)

けども、実際には戦闘でミスを補って、多くの犠牲者が出た。
今回も犠牲になっているのは現場で、現場では希望を胸に、
多くのヒトが活動していることだと思う。

僕自身もこれからの時代にフィットする戦術を、
考えていかねばなるまい。

がん!がん!がん!

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