がんも農場のお店

2010年7月14日水曜日

伊賀筑後オレゴン②

7月14日(水)
天気:雨のち曇り
気温:24.5℃/18℃
降水量:8.5mm
日照時間:0h

作業:安曇野で伊賀筑後オレゴンの種入手、田面ライダーで溝切り

きょうは、いよいよ安曇野の農家さんにお会いし、
伊賀筑後オレゴンの種を分けていただいてまいりました。
イガチクのアップ!

到着後、まずは農家のFさんにご挨拶。
全くの不審人物を快く迎え入れていただき感謝感激です。

早速イガチクを見せていただく。
数日前に収穫したばかりで、地干し中のイガチク。

だいたい1反4畝で500kg〜600kg弱収穫できたそうです。

収穫中の写真をカメラで撮った。

なんと丈の長い麦なんだろう。。。
とにかく倒れやすいということで、
薄蒔き(1反当たり3kg程度)をお勧めされました。

それでも追肥で化成を2俵/1反入れているそうです。

イガチクを作付けするのは秋なので、それまで
いただいた種を虫がついたりカビないように、
注意して保管します。

ところで、このFさん。
もう70代半ばのお年で、さすがに
さまざまなことをされている。

信濃黒という黒豆。
つくば小町というサツマイモ(中が白くてほくほく)
福島もち(ヒメノモチ)という餅米。
養蜂=はちみつ。
わさび。

やっぱり信州に言われのある品種は、
ぜひとも作ってみたい。次は信濃黒か。。。

『粉の味知らないだろうから』、と言って
用意しておいてくれた薄焼き


Fさんには、『秋口にまた別の種をやるから来い』と
ありがたいお言葉をいただき、お別れ。
(お土産に、黒豆、なす、きゅうりなどなどをいただき。。。)

最後に、、、、個人的メモとして
Fさんが子供のころやっていた田んぼの除草作業は、
素手で泥をまさぐって、除草するというものだった。
機械でやれば、それほど広くない9反分の田んぼですが、
手で除草するとなると、かなり骨が折れる。

いまでは当たり前に使用している田車はないし、
除草剤などもちろんない。

ちょうど戦時中で、Fさんのお父さんが兵隊に行って、
お母さんと二人で田んぼを管理していたそうです。

Fさんが言うのは、『そうやって作ったお米は尊いもんだ』と。

有機米、ハサ掛け米、天日干し米などなど、付加価値を
高くしたお米はいっぱいあるけども、実際に生産の現場に
少しだけ入ったら、ちょっとそのネーミングが軽薄に
見えてしまうなあ。

がん!がん!がん!

3 件のコメント:

  1. ついに手に入れられましたね。素晴らしい!
    成功をお祈りしています。

    最後の4行、まったく同感です。

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  3. luckyさん

    ありがとうございます。
    luckyさんのブログがきっかけで、Fさんにも出会えて、
    本当に感謝しております。ことの顛末は、Fさんにも
    お話しました。

    まだまだ模索中ですが、ひとまずイガチクの味を
    楽しもうと思ってます。がんばりま〜す。

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