がんも農場のお店

2011年2月4日金曜日

がんも農場の田んぼ(土壌編)

2月4日(金)
天気:晴れ
気温:7.2℃/-7.6℃(tenki.jp)

そんなわけで、きょうはがんも農場の
第1回田打ちは急遽中止となっだのだけど、
せっかく来たのだからと、W氏と田んぼを見回り。


すると、田んぼに隣接するN果樹園のNさんが、いた。
せっかくなので、Wさんに紹介していただき、
ご挨拶をした。

Nさんはこの辺でも有名な、篤農家。
この休耕田を耕作する上でアドバイス下さいと、
お話しを伺うことになった。

するとNさん。
「オレだったら今年は田植えしないで、除草に徹する!」
と断言される。

「それくらいの心づもりでないと、無理だ!」
と断言される。

実は、さかのぼること1週間。
長野県の機関である農業改良普及センターにて、
10年近く休耕していた田んぼを耕作する場合に、
どうすればいいかアドバイスをいただいていた。

普及センターのNさん。
「田植えを出来るだけ遅くして、できるだけ数多く、
トラクターでおこして下さい。そうすれば、雑草の種も
いくらか絶えますので。それと、除草剤をきちんとまいて、
徹底的に防除してください。ある程度雑草がなくなってから、
減らしていきましょう。」

というお話しを聞いていたので、ある程度心構えは
出来ていたつもりだったけど、目の前のNさん(果樹園の)の
ノリは、普及センターのNさんどころではない。
つまり、今年はできない!ってことだ。

いや、今年やりたい。

てことで、Nさん(果樹園)に食い下がった。
なんとか今年やる方向で何か解決策を!

Nさん2つの方法を教えてくれた。

★1つ目の方法。

あくまで除草をきっちりする方法。

Nさんしぶしぶだったけど、こんなことを言った。


問題は「夜ばいツルだ」と。

枯れててわからないけど、たぶんこれ。

通称:夜ばいツル。

”夜ばい”と言う名の通り、ワンシーズンで3メートルほども
成長し、夜もぐんぐん伸びる。もちろん昼も伸びる。
2〜3日田んぼを見なかったら、あっという間に群生してしまう、
という恐ろしい雑草。らしい。

加えてこの夜ばいツル。宿根草なので、通常の水田用の除草剤は効かないと。
効くのはラウンドアップ系(畑用)の除草剤だと。

水田は5月に入ると水を引いて、代掻き〜田植えに入る。

5月にならないと、夜ばいツルは出てこない。
出てこないとラウンドアップ系の除草剤は効かない。

つまりこういうことだ。

水を入れずに、5月になって夜ばいツルが出て来るまで待ち、
出て来たところで除草して、夜ばいツルが絶えたところで、
水を入れる。それから代掻き〜田植えに入るしかないと。

でも、それも問題勃発なんだ。

コシヒカリは晩生の品種で、
短日性の性質を強くもっているそうだ。

ということは、遅く植えようが、早く植えようが、
日照時間が短くなってしまえば穂が出て来てしまう。
通常稲は、穂が出る前に、分けつといって、茎が
分かれていく。分かれれば分かれるほどたくさん茎が出て、
それだけたくさんの穂がついて、米も穫れる。
(茎と言う呼称が正しいかどうかわかりません汗)

遅く植えると稲の分けつが取れず、収量が著しく落ちてしまう。
つまり、夜ばいツルの除草まで田植えを待ってしまうと、
収量がかなり落ちてしまうのだ。


★2つ目の方法。

これは聞くまでもない。
夜ばいツルと徹底抗戦する方法。

つまりは、これ。=田車

生えてくる夜ばいツルも含んだ雑草を
イッサイガッサイ都度抜いていく方法。

昨年ヘコヘコ言ってやった田車押す。かな。

どっちかというと、1つ目はないんだ。
作業の流れ的にも、周りと合わせないと
いけない部分もあるだろうし。

すると、2つ目か、あとは普及センターの
Nさんにお智恵を拝借して3つ目を編み出すしかないか。

あと1か月ちょいで今年の稲作も始まるよ〜。

秋にはきっとうまい米をお届けします。

がん!がん!がん!

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